車社会が続く駅西側の状況
ライトラインが開通して4か月ほど経過しました。東口方面は沿線の利用者も一気に増えたため、渋滞は完全に解消できてはいないものの、自家用車とライトライン利用者がうまく使い分けられている印象です。想像以上に休日のライトライン利用者も多く、年末年始も大変賑わっていました。
さて、今回は宇都宮駅西口方面(大通り周辺)について解説していきます。タイムリーな話題がXでポストされていました。
受験の際はできるだけ公共交通機関を利用するように呼び掛けていますが、自家用車での送迎があまりに多く公共交通機関が麻痺してしまったというお話。天候不良や災害ではなく、何かの行事のたびに渋滞を引き起こしています。通常15分で着くところが40分も遅れたらお話になりません。
ライトラインは専用軌道を走行することで定時制、速達性を保てる点が魅力です。しかしながら、西側への延伸計画は現時点で2030年代前半とだいぶ先になる予定です。
ライトラインの学生利用に期待
市内でも西側への延伸の早期実現を望む声が多いですが、実際どんなメリットがあるのでしょうか。
まず挙げられるのが、沿線周辺の学生のライトライン利用についてです。想像以上に沿線周囲には学生が集まっています。
作新学院高等学校
甲子園で初めて春夏連覇を達成した高校として有名です。江川卓投手をはじめ多くのプロスポーツ選手を輩出しています。また、生徒数は全日制高校で日本一を誇っており、約4,000人が在籍しています。教職員を含めると5,000人を超えるといわれています。護国神社付近に電停ができるので、ライトライン開通後は多く方が利用することでしょう。また、今回のような入試での渋滞も緩和できるのではないでしょうか。
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宇都宮短期大学付属高等学校(宇短附)
こちらは桜通り十文字電停から徒歩数分でアクセスできます。生徒数は約2,500人とこちらもかなり大きな高校ですね。特徴としては高校の公式サイトで宇都宮LRTでの通学が紹介されており、西側延伸前からライトラインで通学が推奨されています。
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文星芸術大学附属高等学校
こちらも宇短附と同様に桜通り十文字電停から徒歩数分でアクセスできます。生徒数は約1,000人で甲子園にも10回以上出場している高校です。ヤクルトスワローズ元監督の真中満の出身校でもあります。宇短附よりも電停に近い位置に立地しており、ライトライン開通後に受ける恩恵も大きいでしょう。